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前田新 詩集
『詩人の仕事』
前田新氏の新詩集のテーマは、「貧しさ」には「内から射す美しい光」があるというリルケの言葉を詩論的に解釈することから始まり、言葉がある瞬間に逆説的な光を発する純粋な詩的言語に変貌することを伝えてくれている。前田氏の詩的言語は、そのような認識に至るまでに東北の宮沢賢治を始め、真壁仁、三谷晃一、若松丈太郎たちと接しその生き方から学び、「北のエネルギー」を身近に見出し、豊穣な言葉に転換していることが明らかになった。(鈴木比佐雄 解説より)

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A5判/192頁/並製本 ISBN978-4-86435-530-8 C0092
定価:1,760円(税込)

前田新 詩集 詩人の仕事

発売:2022年7月26日



目次


一章 詩人の仕事

忘れえぬ詩人たち
冬木立
詩人の仕事
詩について 1
詩について 2
冬の交響詩
東北、わが産土の地
北への回路
わが農本の思想
会津彼岸獅子舞幻想
わが心象の北の方位
内なる樹
稲を植える


二章 カンレン死

豚物語
カンレン死
満月の夜の雲
パラノイアの妄想
セイタカアワダチ草
年頭所感
新、雪月花の阿呆陀羅経
福島核災のいま
蘇る安全神話
核災、十一年目の春


三章 萃点

萃点
墓じるし
象徴
チョビ髭
宦官もどき
フラッシュバック
「ロバの耳」
協定
人を食う
人間の狂気
否定される権利
蝋の羽
四章 G線上の詩
忘れない
母方の祖父
初秋のころ
傘寿
茹蛙
万金丹
孫からの手紙
曾孫へのエール
パンデミック
G線上の詩


 資料編 前田新著書一覧
 解説 鈴木比佐雄
 あとがき

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